
通貨当局(中央銀行・財務省など)が保有する流動性の高い外貨建て(外国債券、外貨建定期預金、金など)の残高のこと。外貨による対外支払、直接借入や、急激な為替相場の変動を制御する際に行われる為替介入などに用いる。
表示通貨が外貨のMMF。外貨建ての公社債やコマーシャル・ペーパーなどの短期証券を中心に投資、安定した運用を行っているが、為替相場の変動に伴なうリスクがある。購入・換金はいつでも可能だが、円から投資する場合は購入・換金に際して為替手数料が掛かる。利回りは日々の運用実績により変動し各社で異なるほか、購入・換金単位や為替手数料も各社で異なる。
日本円を外国通貨(米ドル、ユーロなど)に交換して預ける外貨建て預金のこと。個人でも法人でも作成できる自由金利商品。預金保険の対象外なので、銀行が倒産しても元本の保証は無い。外貨定期預金の中途解約もできない。外貨預金の利息部分には、円預金と同様に一律20%の源泉分離課税が課税される。為替の差損益は税法上では雑所得扱い。為替レートが円安に推移した場合には、外貨を円に戻す際の為替差益を得ることができるが、為替レートが円高に推移した場合には、為替変動により元本割れが生じることもあり、為替相場の変動による為替リスクを伴う商品。
外国為替取引を行う場。インターバンク市場と対顧客市場の2つに大別され、通常、外国為替市場という場合にはインターバンク市場を指す。証券取引所のような取引所は存在せず、シドニー、東京、ロンドン、ニューヨークなどの世界各国の都市における、24時間オープンの市場。以前は「テレフォン・マーケット」と呼ばれ、銀行間で専用の電話回線を通して取引を行っていたが、現在は、通信端末などのモニター画面を使って取引を行う、電子ブローキングに変わってきている。
通貨の交換比率のこと。外国為替レートとも言う。外国為替相場には、自国通貨建てと外国通貨建ての2通りの表示方法があり、「1ドル=100円」という表示は日本にとって自国通貨建て、アメリカにとっては外貨建て、「1円=0.01ドル」という表示は日本にとって外貨建て、アメリカにとっては自国通貨建て。
外国政府や法人が発行する債券。略して外債。発行者だけでなく、通貨や発行場所のいずれかが海外である場合も外国債と言う。円貨建て外債は、払込み、利払い、償還が円貨建てで行われる。外国の政府や法人が、日本国内で発行する円貨建て債券のことをサムライ・ボンドと言う。外貨建て外債は、払込み、利払い、償還が外貨建てで行われる。払込みと利払いの通貨が同じで、償還の通貨が異なるものをデュアル・カレンシー債と言う。
相場変動の要因の内、景気動向や政局、ファンダメンタルズといった市場外の要因のこと。内部要因とは、銀行や機関投資家の動向といった市場内の要因。
買っている状態。対価を支払って外貨を購入し、保有していること。ロング(Long)。売り持ちでも買い持ちでもない、ゼロの状態のことをスクエアーと言う。
債券について、元利金支払の安全性を、利害関係のない第三者(格付機関)が判定し、アルファベット等の簡単な記号により表示したもの。債券発行体の信用度を示す指標。投資家が債券への投資判断を行う上での情報であると同時に、企業等が債券を発行する際の資金コストを左右する指標でもある。
自分の持ち高を精算する方向で外国為替の売買を行うこと。買ったポジションを売ること。売ったポジションを買うこと。
株券を所有していない場合、または所有していてもそれを用いずに借りてきた株券を用いて売却を行うこと。個人投資家は信用取引制度を利用し、信用売りとも言う。空売りした後、その株の値段が下がれば安く買い戻すことによって株価下落局面でも利益を得られる。
振込や送金で債権や債務の決済を行う業務。現金を輸送することなく、支払いや受け取りをすることで債権債務を決済すること。外国為替は決済が国境を越える場合をいう。
正確には外国為替平衡操作と言う。中央銀行や財務省等の通貨当局が、外国為替相場に影響を与えることを目的に、外国為替市場で通貨間の売買を行うこと。日本では、円相場の安定を実現するために財務大臣の権限において実施され、日銀が財務大臣の代理人として、財務大臣の指示に基づいて為替介入の実務を遂行する。
銀行等で実際に外国為替取引を担当している人。
生命保険、証券会社、投資信託、損害保険、信託銀行、銀行など、個人や企業から預かった資金を運用する企業投資家のこと。多くの資金をまとめて運用することができるため、市場に大きな影響を与える。
企業間で取引される商品の、出荷や卸売りなどの価格を指数化した統計。日銀が毎月中旬に前月の速報を公表。従来は卸売物価指数と呼んでいたが、卸売業者を介さないメーカーの直取引が増えている為、2002年2月分から名称を改めた。国内市場向けの国内生産品についての価格を調べた国内企業物価指数の他、輸出物価指数、輸入物価指数の三つがある。
各国の当局が外貨準備高として保有したり、企業、個人が国際間取引で広く使用している通貨。現在は米ドルが基軸通貨となっている。
売買取引注文をするときに、その時点よりも悪い値段になった時に成立させることを目的に、売買値段を指定すること。その時のレートよりも高い値段になった時に買う、その時のレートよりも安い値段になった時に売る。これは相場の勢いに乗って売買する戦術や、「ストップ・ロス」などのようにある金額以上の損失にならないような仕切注文の際に使われる。
広義では「お金の流れ」という意味、狭義ではお金の余っているところからお金の足りないところへ「お金を融通すること」、一時的な過不足を調整するためのお金の貸し借りのこと。
金利を下げて通貨供給量を増やし、経済活動を刺激すること。モノの売買や生産が沈滞する不況のときに行われる金融政策。
将来の特定された時期に、現時点で決めた価格により特定の金融商品を売買することを約束する取引。為替の変動、および金利の自由化により、通貨および金利が大きく変動するようになった為、このような変動リスクを回避(ヘッジ)するための、リスクヘッジ手段として金融先物取引が開発された。金融デリバティブを専門に扱う取引所としては、東京金融先物取引所(TIFFE)が1989年に設立された。
金融商品の取引に関するトラブルから消費者を保護するため、金融商品販売業社に対して、販売する金融商品のリスクなど重要事項を消費者に説明する義務などを定めた法律。2001年4月1日施行。業者は金融商品の販売における勧誘方針を定め、公表して、勧誘の適正に努めなければならない。
金利や通貨供給量を調節することで、物価の安定をはかり経済の動きを調整する、中央銀行の政策。金利政策、公開市場操作、支払準備率操作(預金準備率操作)という3つの代表的な手段がある。
対ドル以外の通貨取引レート。それぞれの対ドルレートを掛け算して導くことができる。対ドル以外の対円レートは「クロス円」または「クロス円レート」。
総合的に景気局面の判断・予測を行うために、複数の指標の改善・変化なし・悪化を組み合わせて算出した指数。50%以上なら景気は上向き、50%以下なら下向きと判断される。数ヶ月先の動きを示す先行指数、景気の現状を示す一致指数、半年から1年遅れで反応する遅行指数がある。
GDP(国内総生産)の成長率のこと。四半期(3カ月)あるいは1年でどれだけ増えたかをパーセントで表したもの。経済成長率には、名目成長率と実質成長率があり、名目成長率は、時価で示した名目国内総生産の増加率。名目国内総生産には物価上昇(インフレ)も含まれるため、名目成長率から物価上昇分を調整し、実質的な生産量を計算したのが実質成長率。
国際収支のうち、モノやサービスの経常取引による収支を表した統計。物の売買の帳尻を示す貿易収支、サービスの売買の帳尻を示すサービス収支、投資収益の結果を指す所得収支、贈与や対価をともなわない現物援助を示す移転収支の4項目を合わせたもの。経常収支が黒字か赤字か、経常黒字の減少・増加、経常赤字の減少・増加は、通貨に対する需要の増減につながるため、為替レートにも影響を及ぼす。
中央銀行が一般公開市場において政府債を売買し、通貨量を調節する金融政策。売りオペレーションは、通貨量が多過ぎる時に中央銀行が保有する有価証券や手形を売却し、通貨を市場から中央銀行に還流させ金融を引き締める。買いオペレーションは、市場における有価証券や手形を中央銀行が買い取り、市場に資金を放出、金融の緩和をはかる。
鉱業と製造業が生産をしている量を指数としてまとめたもの。鉄鋼業の鉄が生産されたり、電気機械のパソコンが生産されると指数は上昇する。鉱工業生産指数は鉱業と製造業の大部分を反映しているため、生産動向を測る上で、最も有力な指標として重要視されている。
日銀が民間金融機関に貸し出すときに適用する基準金利。かつては、公定歩合操作は金融政策の基本的手段と位置付けられ、金融政策の基本的スタンスの変更を示すものとして、いわゆるアナウンスメント効果を有すると考えられてきた。しかし、1994年に金利自由化が完了し、公定歩合と預貯金金利との制度的な連動性がなくなり、1996年に、公定歩合が適用される日銀貸出を、金融調節の手段としては用いないとの方針を明らかにした。2001年3月に開始された補完貸付制度(いわゆるロンバート型貸出制度)の創設により、公定歩合にはコールレートの変動の上限を画し、短期市場金利の安定性を確保するという新しい機能が付与された。
国が発行し、元利金の支払いを国が保証する、最も信用度の高い債券。銀行、信用金庫、証券会社、保険会社、郵便局などの金融機関で購入することができる。
外国と一定期間の間に取り交わした経済にかかわるすべての取引を記録したもの。経常収支と資本収支に大別できる。
為替相場の変動を一定の狭い範囲に抑える制度。
全米産業審議会。米経済団体、労働組合などで構成する非営利の民間調査機関。経済の分析、予測、マネジメント分析、リサーチなど行う。消費者信頼感指数、景気先行指数、求人広告指数は重要指標として取り上げられている。
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