【5月15日】 15日の海外市場見通し
16時15分現在、ドル・円は104円72-75銭、ユーロ・円は162円71-81銭、ユーロ・ドルは1.5538-41ドルでの推移となっています。

欧州序盤の取引では、ドルが全面安となる一方、ユーロが強含みに推移しています。

昨日のスペイン1-3月期GDPが前期比+0.3%に留まったのとは好対照に、15時発表の独1-3月期GDP速報値が、市場予測の倍に達する前期比+1.5%の伸びを記録したため、景況悲観ムードが後退しています。

これまでドルが強含みに推移してきた一つの背景には、米インフレ圧力の増幅を背景とする米年内利上げ観測がありました。

しかし、昨日の4月消費者物価指数が市場予測を下回るなど、購買力の低下に伴う値下げ圧力で物価上昇に歯止めがかかりつつある状況が示されたため、景気支援の観点からも、金融引き締めに転じる喫緊のニーズが後退しています。

本日は5月NY連銀製造業景気指数、同フィラデルフィア連銀景気指数と景気関連指標が発表されます。

米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)が米製造業に関して悲観的な見通しを示したこともあって、指標悪化を先取りする動きでドルのセンチメントが悪化しつつあります。

バーナンキFRB議長講演でも、信用収縮問題の深刻化について率直にコメントする可能性が高いため、ドルの軟調地合いが続きそうです。